洗面脱衣室の計画・リフォームにとって
洗面台の選定は種類が多すぎて
何を基準に選べばいいか
ついつい悩んでしまいます。
中でも洗面台の寸法はとても重要です。
カッコいい洗面台を購入したけど
「高さが合わず腰痛になってしまった」
「実際に取り付けてみると
洗面脱衣室に入らなかった」
という、ミスをしてしまっては大変です。
簡単に買い替えられるものならいいのですが
金額も決して安いものではありません。
そこで今回は
これから家づくり・リフォームを検討している方
今の洗面台の使い勝手にお悩みの方に向けて
様々な視点から洗面台の寸法について
考察していきたいと思います。
是非この記事を読んで
使いやすい洗面台選びを実現しましょう!
洗面台の寸法の一般的なサイズはどれくらい?
洗面台を選ぶ前に
まずは一般的な洗面台のサイズを知りましょう。
基準となる寸法を知ることで
自分にあった洗面台を選択することが出来ます。
メーカーによって様々なデザインがありますが
実はサイズのラインナップはほぼ同じです。
- 幅について
500mm、600mm、750mm
900mm、1000mm、1030mm
1200mm、1650mm、1690mm 等
各メーカー、間取りや使い勝手に合わせて
多くのラインナップを取り揃えております。
しかし、これらは洗面台カウンターの幅です。
実はその中に納まっている
洗面ボウルの幅はあまり変わりません。
500、600mmタイプの洗面台は、
基本的にはコンパクト仕様なのですが
750mm以上の洗面台では
全てボウル幅おおよそ600mmと
ほとんど変わりません。
幅の拡大に合わせて広がっているのは
ボウル横のゆとりスペースなのです。
(ただし、メーカーによって
ハイクラスの商品には
ボウルが広い洗面台も取り揃えております。)
この『ゆとり』については
後ほど詳しく書いていきたいと思います。
- 高さ(カウンター高さ)
750mm、800mm
850mm、900mm 等
こちらも各メーカー
多くラインナップを揃えております。
中には
1cm単位で選択できるメーカーもあります。
ますますどう選べばいいのか分かりませんよね。
洗面台が使いにくいと感じている方の多くが
750mmの洗面台を利用しているようです。
利用する方の身長にもよりますので
一概には言えませんが
低すぎると使い勝手が悪いだけでなく
腰痛の原因にもなってしまいます。
高さについてはメーカーのショールームへ行く等
ご自身の身長に合わせた高さ選びをする必要
があると思います。
- 奥行き
450mm、500mm、520mm
530mm、540mm 等
奥行きについては
あまり多くのラインナップはございません。
顔を洗ったり髪を濡らしたりする際
最低限450mmが必要みたいですね。
ただし
奥行きが深すぎるのもあまり良くないようです。
事項では『奥行き』について
さらに詳しく書いていきたいと思います。
洗面台の奥行きはどれくらい必要?
各メーカーのラインナップから見ても
奥行き450mmあれば利用できるようです。
ただし、450mmは
あくまでコンパクト仕様のリフォーム商品です。
洗面脱衣室に余裕があるなら
500mm程度は確保したいところです。
ただし奥行きが深くなりすぎると、
お子様やお年寄りの使い勝手が悪くなったり
お掃除性が悪くなったりするようです。
お掃除性については次項に綴りました。
合わせてご覧ください。
洗面台の寸法にゆとりはあった方がいい?
メーカーの洗面台の多くは
ボウルサイドや正面に若干のゆとりがあります。
主に石鹸やボディソープ
歯ブラシを置くスペースを想定してのことです。
ゆとりがあると
それだけ多くの物を置いてしまいます。
ご家族の人数や、生活する上で
最低限カウンターに置いておきたい物の量を考え
洗面台のゆとり広さ選びをする必要があります。
しかし、実はゆとりが有りすぎるのも問題です。
洗面台カウンターは
使うたびに水や汚れが跳ねてしまいます。
しかもそれが毎日の事となると
お掃除性が重要になってきます。
カウンター部分にあるゆとりが広く
ついつい物を置いてしまうような方は
物の間に飛んだ水垢や汚れに悩まされがちです。
そんな方は、ゆとりは最低限とし
洗面台全面のミラー部分や
カウンター下に収納が計画されているタイプ
が使い易いと思います。
洗面台の寸法を測るのに必要なものは?
どんなに大きな洗面台が欲しくても
それを設置する場所が無いと意味がありません。
希望の洗面台を据え置くことが出来るかどうか
設置スペースの有効寸法を把握してみましょう。
洗面台設置予定位置の広さを測るには
幅・奥行き・高さにどれくらい余裕があるのかを
計測する必要があります。
メジャーを使って実際に計測してみましょう。
洗面台の寸法を測るときの2つの注意点は?
1.洗面ボウルまでの高さを考える
洗面ボウルまでの高さは
各種寸法の中で最も重要な寸法です。
前々項でも書きましたが
低すぎると使い勝手が悪く
腰痛を引き起こしてしまいます。
逆に高すぎると
洗顔等の際に使い勝手が悪く
お子様やお年寄りは特にストレスを感じます。
利用する人や利用するシーンを考え
最適な高さを選択する必要があります。
お近くのショールームへ行くなどして
実際のボウルまでの高さを体験し
選択することが重要です。
2.窓やコンセントが近くにあるか確認する
洗面台設置に十分な有効スペースがあっても
そこに窓や建具が緩衝してしまっては
計画できません。
窓や建具の位置を忘れずチェックしましょう。
また、洗面付近では電源も必要となります。
ドライヤーやヘアーアイロンなど
コンセントに繋いで利用する家電や
電動歯ブラシや電気カミソリなど
一定時間充電が必要な道具等
洗面台近くでは電源も必須となります。
既存の電源位置を合わせてチェックしましょう。
まとめ
一言で洗面台といっても
ボウルや収納など構成する
要素はたくさんあるようです。
洗面台を選ぶ際は以下のことに気をつけて
選ぶことがポイントということがわかりました。
- 洗面台付近に置いておきたい
物の量を考える。 - 洗面台を利用する人と
利用するシーンを考える。
- 設置予定場所の広さや
窓・建具・電源位置を確認する。
この3点を考える事が
最適な洗面台寸法を決定する
ヒントになるというわけです。
というわけで
本記事では「洗面台の寸法」について
書かせていただきました。
洗面台のリフォームについてお悩みの方で
交換ではなく修理修繕についてはこちら
⇒洗面台のボウルの修理するには?修繕にかかる必要なコストを算出!
是非合わせてご確認ください!
ありがとうございました。