皆さまのご自宅にある和室の襖は
どのような色柄ですか?
一般的な和室でしたら
和風の和紙っぽい生地が多いでしょうか。
本当はモダンな色柄に変えたいけど
結局購入した時のまま
という方も多いかと思います。
今回はそんな和室の襖の改造について
そのコツやポイントを書いてみました。
最後には事例のご紹介もしております。
この記事を読むときっと試したくなりますよ!
是非参考にしてみてくださいね。
和室の襖の貼り替えのコツは?
本格的に張り替えるのは手間がかかり大変ですが
初心者にも簡単に出来る方法とコツがあります。
本格的な方法で張り替える場合は
大きな台の上で専門的な道具を使って
作業をする必要があります。
素人にそのような作業環境を
揃えるのは難しいので
アイロン貼りの襖紙をおすすめします。
ご自宅にある襖が発泡スチロール製や
ビニール製の場合は、アイロンの熱で
溶けてしまう事がありますのでご注意ください。
アイロン貼り襖の張り替え方法を
簡単にご説明します。
- 下地処理
- 位置合わせ
- 墨出し(印をつける)
- アイロンがけ
- 余り部分をカット
- 引手をつける
まず下地処理ですが
破れや穴あきなどに補修紙を
貼って補修しましょう。
また、枠の部分にノリがつかないように
テープ養生をしましょう。
次に位置を合わせます。
位置を合わせる時は四方に余りが出るように
サイズをカットしましょう。
柄がある場合は位置合わせラインがあります。
下枠にそのラインを合わせて
位置を調整しましょう。
次に印をつけます。
アイロンがけの目印となるように
枠の内側に沿ってヘラ等を使って印をつけます。
印でなく折り目でも構いません。
そしてアイロンがけです。
高温スチーム機能でアイロンをかけてください。
シワがついたり気泡が入らないように
中央から外に向かってかけてください。
また、余り素早く動かさず
ゆっくりじわっとアイロンを動かしましょう。
アイロンは全てかけ終わった後も
全体に満遍なく当てるようにしましょう。
次に内枠に沿って余り部分をカットします。
カッターを使って枠と本体の隙間に
カッターの刃を向けてカットしましょう。
念の為カットの後は
もう一度周囲をアイロンがけしましょう。
最後に引手をつけます。
引手位置をカッターで切り込み
はめ込んだ後釘打ちで止めましょう。
テープ養生を外して完了です。
工程が多いと感じるかもしれませんが
一つ一つの作業はとてもシンプルなので
是非お試しください。
和室の襖のデザインのコツは?
和室の襖を新しくするさい
まずはデザイン選びから始めると思います。
でも柄や色選びって何を基準にすれば良いか
良くわからない。。
という方がほとんどかと思います。
こちらの章では襖のデザイン選びの
コツをまとめてみました。
インテリアの色柄選びのコツは
カラーコーディネートの知識が役に立ちます。
インテリアのカラーコーディネートをする際
一般的に3つの色を考えます。
- ベースカラー
- メインカラー
- アクセントカラー
この3つの色を意識し
それぞれバランス良く配色することで
素敵な和室空間が出来上がります。
まずベースカラーとは
部屋全体の70%を占める色と言われており
壁や天井の色を指します。
和室であればベージュ系や白系などが
元々ベースカラーになっている事が多いですね。
場合によっては緑色のじゅらく壁も
品格のある和室のようで素敵だと思います。
次にメインカラーです。
メインカラーとは窓装飾や家具など
部屋の20%〜30%を占める色で
木の茶色が入る事が多いです。
最後にアクセントカラーですが
これはファッションで言うところの
差し色という概念です。
クッションや絵画、スタンド照明など
アクセントカラーとは異なる
メリハリがある色を選びと良いでしょう。
和室と隣り合うリビングのインテリアを
合わせて一体的にしたい場合は
既に置いている家具やカーテンの
メインカラーに合わせると良いでしょう。
劇的にお部屋のインテリアを変えたい場合は
アクセントカラーになるように襖の色柄を
選ぶと良いと思います。
襖の柄の種類7つをまとめてみた【参考例】
ここからは素敵な襖柄の事例を
いくつかご紹介いたします。
襖紙の柄だけを見ても
実例はなかなか想像しにくいですが
実際に貼ったところを見てみると
イメージが膨らみますよね!
いいものがあれば真似してみるのも
いいと思いますよ。
1.(襖の柄の種類を画像付きで紹介してください)
出典:https://www.wasienfs.com/SHOP/sr821.html
こちらは大滝株式会社という
襖紙等の和室部材を扱う会社の商品です。
和の雰囲気を残したままモダンなデザインが光る
素敵な和室ですよね!
格子状の柄は障子や畳との相性が良いですし
藍色というアクセントカラーも畳の緑に
マッチしていますね。
2.(襖の柄の種類を画像付きで紹介してください)
出典:http://fusuma.jp/0seko/201206ise.html
こちらは紙戸屋中野表具店という会社の事例です。
全ての襖の色を揃えるのではなく
同じ柄で色を変えるというアイデアがいいですね。
無彩色で揃えることで柄がうるさくないですし
障子紙の差し色を引き立てるように
無彩色のセンスが良いと思います。
3.(襖の柄の種類を画像付きで紹介してください)
出典:http://fusuma.jp/0tsuhan/0lotus.html
上記と同じく
紙戸屋中野表具店という会社の商品です。
色味も幾つか種類がありますので
お部屋のメインカラーに合わせることが出来ます。
大きなハスの花がデザインされており
襖の柄としてはとても珍しいデザインですよね。
ご来客の方はきっと
素敵な和室空間に驚くことと思います。
4.(襖の柄の種類を画像付きで紹介してください)
出典:http://fusuma.jp/0seko/201406shidaresakura.html
ブラックの背景にしだれ桜の柄が映える
和モダンな柄が印象的な事例です。
黒い襖は部屋が暗くなりそうという意見があり
選択する勇気がないとよく聞きますが
この事例のしだれ桜のようにアクセントがあると
互いの色柄を引き立てあう素敵な襖になります。
HPの事例集によるとこちらは畳表も深い色に
置き換えているらしく
シックで大人っぽい雰囲気が素敵ですよね。
5.(襖の柄の種類を画像付きで紹介してください)
出典:http://fusuma.jp/0seko/201004pengin.html
こちらは可愛らしいペンギンの柄です。
黄色の背景も珍しいですが
全ての襖が同じ色柄ではなく
4枚揃うことで一つの絵のような柄が素敵です。
襖を開閉するたびに
楽しげな雰囲気になりますよね。
柄があるにもかかわらず
シンプルな2色配色で構成されており
北欧風な雰囲気も感じられます。
6.(襖の柄の種類を画像付きで紹介してください)
出典:http://fusuma.jp/0seko/201011kakishibu.html
渋柿と黒墨の2色のコントラストと
大きな曲線が印象的です。
2色配色と聞くと格子状や繰り返し模様のような
組み合わせを想像しますが
こういった大柄もいいですよね。
アールの部分の曲線を合わせるのに
施工難易度が高いようですが
新築の場合はこのような柄も
いいのではないでしょうか。
7.(襖の柄の種類を画像付きで紹介してください)
出典:https://roomclip.jp/photo/hgRO
こちらはRoomclipにアップされていた事例で
襖紙ではなく壁紙を貼った襖です。
壁紙はモダンな柄が多く
襖に貼り付けることも可能なため
この事例のようなモダンな空間が出来るようです。
まとめ
7点の事例を紹介させていただきました。
お好きな柄はありましたか?
以前はシンプルで純和風の襖ばかりでしたが
最近はモダンでおしゃれな物も
かなり増えてきました。
最後に紹介した事例のように
壁紙を利用することも出来ますので
洋室の壁と色柄を合わせるような方法も
素敵ではないでしょうか。
これらの事例を見て自宅の襖紙も
張り替えてみたくなりませんか?
是非この機会に皆さんも
チャレンジしてみましょう!
襖を修理するタイミングがわからない
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