駐車場に置いてある車が
雨ざらしになっているのは
車にとってもあまり良くありません。
できることなら屋根の下で保管した方が
綺麗な状態をキープできます。
しかし、
駐車場に屋根を設置する費用が
どれくらいかかるのかわかりにくいですよね?
そこで今回は、
駐車場に屋根を設置した場合の値段と
使う素材の種類を合わせて紹介します。
費用を安くするコツも知っておくことで
無駄な出費を抑えることができるので
ぜひ参考にしてください。
駐車場の屋根の値段はいくら?3つの種類別で紹介
駐車場の屋根の値段としては
1台分で約10万円~になります。
選択するメーカーやデザイン、サイズでも
費用は大きく変わってしまいますし
屋根の素材によっても費用は変わります。
一般的に屋根に使われる3つの素材を
種類別で紹介します。
1.塩化ビニール
昔の屋根材の代表格が塩化ビニールです。
一般的には塩ビと略されて言われますが
プラスチックの波板をイメージしてもらうと
わかりやすいです。
ホームセンターなどでも簡単に
手に入れることができる反面
強度や加工性はあまり高くありません。
ちょっとした物置小屋の壁などには
費用を抑えられて便利ですが屋根材としては
今ではあまり使われていません。
2.ポリカーボネート
駐車場の屋根材は
ポリカーボネートが現在の主流です。
設置する費用は約10万円程度~になります。
塩ビに比べると費用は上がりますが
強度と加工性は抜群に
ポリカーボネートの方が高いです。
カーポートの屋根材としては
ポリカーボネートの他にアクリルもありましたが
ほとんどのカーポートが現在は
ポリカーボネートを採用しています。
メーカーによって若干の違いがありますが
ポリカーボネートの中にも
さらに上のグレードが登場しています。
熱戦吸収ポリカーボネートや
熱線遮断ポリカーボネートという
どちらも太陽の熱線を10%程度吸収、
遮断してくれる性能を持った
優れた屋根材として定着しています。
3.金属版
駐車場の屋根に金属版を使った物もあります。
一般的に折板屋根と言われていますが
塩ビやポリカーボネートの屋根に比べて
強度が一段と高くなります。
設置する費用は20万円程度~になります。
金属を折りたたんだ形で雪の降る地域など
積雪の重さにも耐えられる仕様です。
金属なので太陽の熱線も通さないので
車には優しいですが
一切の光を遮ってしまう可能性もあり
大きな屋根では暗くなってしまうこともあり、
その場合には部分的に明り取りの屋根を
取り入れるなどの工夫をして
明るさを確保する必要があります。
駐車場の屋根にかかる値段を安くするコツは?
駐車場に屋根を設置するには
自分で行うのは難しく
業者に依頼する必要があります。
各メーカーから様々な種類のカーポートが
販売されているので選ぶ商品や
屋根材の種類によっても費用は変わります。
同じ商品でも設置する場所の状況や
依頼する業者によっても
費用は変わってしまいます。
駐車場の屋根にかかる値段を安くするコツは
複数の業者から見積もりを取って
比較検討することです。
リノコでは
リフォーム会社を紹介してくれます。
同じ商品で見積もりを比較検討することで
費用の相場を判断しやすくなります。
ぜひ参考にしてください。
台風などの強風に耐えられる屋根にするには
しっかりをした施工が大切になります。
厳正な審査を通過した優良施工店だけを
紹介してくれるリノコなら
安心して工事をお願いできます。
駐車場の屋根を設置する際に注意したい3つのこと!
自分の敷地の中とは言え、
駐車場の屋根はどんな物でも設置していい
というわけにはいきません。
屋根を設置する際に
注意したい3つのことを紹介します。
1.屋根の高さ
駐車場の屋根の高さは
所有している車の種類によって変わります。
車高の高い車の場合には
柱を長くする必要がありますし
ラゲッジスペースの扉の開き方にも
注意が必要です。
一般的に
駐車場には勾配がつけられているので
後方の屋根の高さを基準にして
全体の高さを決めることが大事です。
勾配が急な駐車場の場合には
その分、柱の長さを検討する
必要が出てきてしまいます。
柱の種類としてはセダンタイプでは標準柱を
バンタイプではロング柱、ワゴンタイプでは
ハイロング柱が多く使用されています。
2.屋根の奥行
次に駐車場の屋根の奥行きにも注意が必要です。
1台分の屋根のサイズは5m~5.7m程度ですが
1.5台分のサイズも販売されています。
車の後ろに自転車などを置くことができるので
敷地に余裕がある場合には検討したいですね。
奥行きで気をつけたいことは柱の位置です。
屋根の柱が車のドアと干渉してしまう事は
避けたいのでしっかり確認する必要があります。
3.屋根の建ぺい率
駐車場の屋根の建ぺい率にも
注意する必要がある場合があります。
一般的なカーポートのように
柱と屋根で構成された物は
ほとんどが問題ありませんが
ガレージタイプの様な壁で囲うような
構造の屋根は注意が必要です。
建ぺい率とは簡単に言うと
敷地に対する建築物の面積を規制する法律です。
住宅街などの建ぺい率は60%程度が多いので
例えば100坪の敷地に50坪の家が
建っていた場合にはガレージのサイズは
10坪以下にしなければいけません。
ガレージタイプの屋根を計画する場合には
依頼する業者とよく検討する必要があります。
駐車場に屋根を設置する必要性とは?
駐車場の屋根にはかなりの費用がかかります。
屋根はあったほうが車には良さそうですが
カーポートなどでは雨を
完全に防ぐことはできません。
風の強い日などには
濡れてしまうこともありますし
台風となれば
屋根が飛んでしまう可能性もあります。
もちろん普段の雨程度であれば防いでくれるので
洗車の手間も省くことができます。
駐車場の屋根が必要かどうかは個人の判断ですが
どういう形の屋根を計画するのかも
費用と合わせて検討する必要があります。
まとめ
今回は駐車場の屋根にかかる値段と
素材との種類を紹介しました。
- 3つの種類別の屋根の値段
- 値段を安くするコツ
- 設置する際に注意したい3つのこと
- 屋根を設置する必要性
駐車場の屋根はどんな形の物を設置するかで
費用も大きく変わってしまいます。
カーポートだけでも様々なデザインの商品が
販売されています。
道路から見ると建物の前に来るカーポートは
お家の印象にとっても大事な要素になります。
お家のテイストに合わせたおしゃれな
カーポートや屋根を選ぶことが大事になります。